RM Library(RMライブラリー) Vol.302
株式会社ネコ・パブリッシング / 2025年08月20日 / 全50ページ
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今から55年前の1970(昭和45)年、「人類の進歩と調和」をテーマに、日本万国博覧会(大阪万博)が大阪の千里丘陵で開催されました。昭和の高度経済成長期を象徴する国家的なイベントとして、1964(昭和39)年開催の「東京オリンピック」とともに今でも語り継がれています。この万博開催決定に伴い、当時は竹林が広がり未開発であった千里丘陵に向けて、会場アクセスとなる2つの鉄道ルートが整備されました。ひとつは新大阪止まりだった大阪市交通局(大阪市営地下鉄)御堂筋線を延伸して、新規に建設された北大阪急行電鉄へ直通するもの、もうひとつは地下鉄堺筋線を新規に建設し、既存の阪急千里線と相互乗り入れするものです。この両線の整備によって、万博会期中の総入場者数6,422万人のうち両線合わせて約2,100万人の輸送を実現、観客輸送に大きな役割を果たしました。
今から55年前の1970(昭和45)年、「人類の進歩と調和」をテーマに、日本万国博覧会(大阪万博)が大阪の千里丘陵で開催されました。昭和の高度経済成長期を象徴する国家的なイベントとして、1964(昭和39)年開催の「東京オリンピック」とともに今でも語り継がれています。この万博開催決定に伴い、当時は竹林が広がり未開発であった千里丘陵に向けて、会場アクセスとなる2つの鉄道ルートが整備されました。ひとつは新大阪止まりだった大阪市交通局(大阪市営地下鉄)御堂筋線を延伸して、新規に建設された北大阪急行電鉄へ直通するもの、もうひとつは地下鉄堺筋線を新規に建設し、既存の阪急千里線と相互乗り入れするものです。この両線の整備によって、万博会期中の総入場者数6,422万人のうち両線合わせて約2,100万人の輸送を実現、観客輸送に大きな役割を果たしました。
目次
- 目次
- 口絵
- 巻頭グラフ 千里丘陵を目指した2つの万博ルート
- はじめに
- 1.御堂筋線と北大阪急行電鉄の相互乗り入れ 1.1 北大阪急行電鉄の創立と御堂筋線の延伸
- 1.2 万博の輸送計画
- 1.3 万博開催を控えた地下鉄と市電
- 1.4 万博に備えた新造車両 -大阪市交通局30系と北急2000系-
- 1.5 万博の開催から閉会まで
- 1.6 万博期間中の車両運用と5000型貴賓車
- 2.万博終了後の御堂筋線・北急用新造車両 2.1 交通局30系のその後
- 2.2 北急7000・8000型のその後
- 2.3 北急2000型のその後
- 3.堺筋線と阪急電鉄との相互乗り入れ 3.1 堺筋線の相互乗り入れ先の選定
- 3.2 阪急との相互乗り入れ交渉
- 3.3 堺筋線の建設
- 3.4 東吹田検車場について
- 3.5 交通局60系90両の新造
- 3.6 堺筋線の開通
- 3.7 堺筋線と万博輸送
- 目次
- 口絵
- 巻頭グラフ 千里丘陵を目指した2つの万博ルート
- はじめに
- 1.御堂筋線と北大阪急行電鉄の相互乗り入れ 1.1 北大阪急行電鉄の創立と御堂筋線の延伸
- 1.2 万博の輸送計画
- 1.3 万博開催を控えた地下鉄と市電
- 1.4 万博に備えた新造車両 -大阪市交通局30系と北急2000系-
- 1.5 万博の開催から閉会まで
- 1.6 万博期間中の車両運用と5000型貴賓車
- 2.万博終了後の御堂筋線・北急用新造車両 2.1 交通局30系のその後
- 2.2 北急7000・8000型のその後
- 2.3 北急2000型のその後
- 3.堺筋線と阪急電鉄との相互乗り入れ 3.1 堺筋線の相互乗り入れ先の選定
- 3.2 阪急との相互乗り入れ交渉
- 3.3 堺筋線の建設
- 3.4 東吹田検車場について
- 3.5 交通局60系90両の新造
- 3.6 堺筋線の開通
- 3.7 堺筋線と万博輸送
- 4.万博終了後の堺筋線用車両 4.1 60系のその後
- 4.2 60系の冷房改造について 4.3 60系の引退
- 4.4 6014号の保存
- おわりに
- 奥付・既刊紹介・英文
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